対象疾患

脂質異常症

この病気は全くといって自覚症状のない病気で放置されることの多い病気です。

また、健康診断などで血液検査を行わない限り、気が付くことがありません。しかし現代社会において、食生活の欧米化に伴い確実に脂質異常症の患者数は増加しています。

脂質異常の状態が続くと動脈硬化が進行し様々な合併症を引き起こします。脂質異常症は悪玉コレステロールの増加する高コレステロール血症、中性脂肪が増加する高中性脂肪血症、善玉コレステロールが低下する低HDLコレステロール血症に分類されます。

これら全てを有している場合も少なくありません。いずれの病態においても動脈硬化性疾患といわれる脳梗塞、心筋梗塞などの血管の病気を発生させる可能性があります。

「私は脂質異常症ではないのか?」と思われるのであれば受診して血液検査を行うことをお勧めします。