対象疾患

甲状腺疾患

甲状腺は喉の上にある約3cm程度の小さな臓器です。この小さな臓器からは甲状腺ホルモンが分泌されています。甲状腺ホルモンは一言で言うと「元気になるホルモン」で、人間が生きていく上で必要不可欠なホルモンです。

甲状腺の病気は大きく分けて、分泌されるホルモンが多くなる甲状腺機能亢進症、分泌されるホルモンが少なくなる甲状腺機能低下症、甲状腺腫瘍の3つに分けられます。

甲状腺機能亢進症の症状は急激な体重減少、動悸、発汗が多い、下痢気味、震え、眼球突出、一部には喉の痛みなどの症状で発見されます。甲状腺機能低下症の症状は体重増加、寒がり、動作が緩慢、便秘傾向などがあります。 いずれの病態も心臓を中心とした体全体に異常を来たし、最悪の場合には死に至ることもある病気です。上記のような症状が認められるようでしたら受診をお勧めします。

甲状腺腫瘍は良性のものも悪性のものもあります。多くは良性腫瘍ですが、症状に乏しく、的確な触診や超音波検査などの検査を行わない限り発見できないものもあります。

もし自分で首を触ってみて不安に思うようであれば、受診してください。

適切な治療方針を立て、治療してまいります。また時には放射線治療や手術を要する場合もあります。手術を必要とされる場合、甲状腺は特に神経や血管が多く治療経験が非常に大事であり、東京の伊藤病院の私の信頼しているDrを紹介しております。